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  • 撮影協力:Sound City世田谷スタジオ
    三柴理さんの今回のニューアルバム、全体がメゾピアノで抑えられた静かな、静かな作品集だった。
    楽しい、悲しい、激しい、というような分かりやすい表現は無い。
    普段感じている何気ない感情、何気なさすぎて言葉にするのはとても難しく、
    またその必要もないような微妙な様々なモニャモニャがたくさん詰まっているようだ。
    一曲ごとに簡潔に書かれた解説を後で読むと、
    ああ、あそこのメロディでペチカが暖かくて、ウニャウニャーで、
    トルストイがシクシク、と妄想がふくらむ。
    ご本人曰く「このアルバム眠くなるでしょ? 寝るでしょ?」
    いやいやそんなことないよ、と言いつつ気持ち良くなって眠るやも。
    様々な作曲家が書いた世界のモニャモニャを素晴らしい音響でぜひ聴いてみて下さい。
    内田雄一郎(筋肉少女帯)
    2022年12月22日発売
    三柴 理 SATOSHI MISHIBA ソロアルバム
    【Pianism III Impressions & Expressions】
    (ピアニズム・スリー インプレッションズ・アンド・エクスプレッションズ)
    全13曲入り  ※高音質SHM-CD仕様 販売価格3,850円(税込)品番 TKT-038

    “筋肉少女帯”、“特撮”、“THE金鶴”の特異なピアノプレイの源泉を聴く。
    2009年リリース【Pianism II】以来の全曲ベーゼンドルファ―・ピアノによるレコーディング。
    厳選した作品を、三柴自ら楽曲解説。
    ブックレットを読みながら音楽に浸れば、日頃聴き慣れないジャンルであっても親しみやすく、
    色彩豊かなその音色は、身近な風景から天空の輝きに至るまで、すべての美しいものを想起させます。
    3回目の録音となるオリジナル「追想」をボーナストラックに加え、
    ドイツ映画「マーサの幸せレシピ」やオリバー・ストーン監督の映画「プラトーン」で使用された音楽も収録。
    三柴の音楽性、演奏テクニックの源となったクラシック、現代音楽、
    あるいはアンビエントに分類される作品を、編集やエフェクト一切無しでお届けします。
    その究極の響きはコンサートホールで聴くよりも、もっと濃密にリスナーを包み込み、
    ロックのライブで興奮した夜、あるいはお気に入りの写真集や画集を眺めながら、
    もしくは瞑想、読書のひとときにもおすすめです。
    二種類のジャケットを気分次第でセットできるリバーシブル仕様のブックレット。
    大切なかたへのプレゼントにもどうぞ。

    収録曲
    01. チャイコフスキー / アンダンテ・カンタービレ
    02. サティ / 家でひとり
    03. スクリャービン / 5つの前奏曲Op.74-2
    04. スクリャービン / 5つの前奏曲Op.74-4
    05. スクリャービン / 2つの詩曲 Op.63-1 仮面
    06. シサスク / カペラ~輝く星
    07. シュトックハウゼン / やぎ座 (黄道十二宮より)→試聴
    08. プロコフィエフ / 年老いた祖母の物語Op.31-2
    09. バーバー / 弦楽のためのアダージョOp.11 ピアノ版
    10. ケージ / ある風景の中で→試聴
    11. ペルト / アリーナのために
    12. J.S.バッハ=三柴理編 / 来たれ甘き死よBWV478
    Bonus Track
    三柴理 / 追想

    Produced by THE Kintsuru http://www.kintsuru.net/
    三柴 理 オフィシャルサイト http://www.mishiba.net/
    Recorded , Mixed & Mastered by 有馬英之
    Art Direction & Design / 藤岡亜弥子(Creat*res)



    ↓“特撮”のドラマーARIMATSU氏と ↓

    ↓映画“火面~嘉吉の箭弓一揆”上映会にて 足利義教役の皆川勇人氏と
    映画で使用されたパラアーチェリー(コンパウンド)を持つ三柴理↓