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![]() ![]() ![]() 全15曲入り 品番 TKT-035 (2021年10月22日発売) ~欲望と抑制、絶望と願望の間。音で紡ぐ魂の再生の物語~ 繊細さゆえに傷ついても優しさを忘れない人へ贈る、珠玉のピアノアルバム。 ブックレットでは画家の小口道裕氏による心象的な絵画と共に、三柴理の真情が吐露される。 収録曲 01. A.スクリャービン / 24の前奏曲 Op.11-10 Alexander Scriabin / 24 Préludes Op.11-10 02. A.スクリャービン / 2つの小品 Op.57-1 欲望 Alexander Scriabin / 2 pieces Op.57-1, Désir 03. A.スクリャービン / 2つの小品 Op.57-2 舞い踊る愛撫 Alexander Scriabin / 2 pieces Op.57-2,Caresse dansée 04. C.ドビュッシー / 夢想 Claude Debussy / Rêverie 05. V.カリンニコフ / 悲しい歌 Vasily Kalinnikov / Chanson triste 06. G.フォーレ / 夢のあとに Gabriel Fauré / Après un rêve Op.7-1 07. F.プーランク / 即興曲第15番 《エディット・ピアフを讃えて》 Francis Poulenc / Improvisation 15, Hommage à Edith Piaf 08. F.ショパン / 24の前奏曲op.28-6 Frédéric Chopin / 24 Préludes Op.28-6 09. A.ブルックナー / 秋の夕べの静かな想い Anton Bruckner / Stille Betrachtung an einem Herbstabend 10. E.サティ / 天国の英雄的な門への前奏曲 Érik Satie / Prélude de la Porte Héroïque du Ciel 11. R.シューマン / ロマンツェ (交響曲第4番第2楽章) ピアノ版 Robert Schumann / Romanze, Symphony No.4, second movement 12. J.マスネ / タイスの瞑想曲 Jules Massenet / Méditation de Thaïs 13. M.ラヴェル / 夜のガスパール 第2曲 絞首台 Maurice Ravel / Gaspard de la Nuit II. Le Gibet 14. S.プロコフィエフ / ロメオとジュリエット 第4幕 ジュリエットの葬式 Sergei Prokofiev / Romeo and Juliet Op. 64, Act IV No.51, Juliet's Funeral 15. C.ドビュッシー / 月の光 Claude Debussy / Clair de Lune ※全曲ホール録音、高音質SHM-CD仕様 Recorded,Mixed & Mastered by 有馬英之 Produced by THE Kintsuru 原画:小口道裕 ジャケットデザイン - 藤岡亜弥子 *Creat*res [クリーチャーズ] |
Impressions |
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一音一音がキラキラと空中に舞って消えていくかのような、美しい演奏。 三柴さんならではの思索的な深い音色が心に沁み入ります。 高柳カヨ子 (精神科医/元法医学教室助手/少女批評家/神林長平公認FC神林同盟会長) 「欲望と絶望」という名のアルバムデザインを担当するにあたり、ジャケットを飾る、 小口道裕氏の作品「INOCHI (MABOROSHINARU TOKI)」の絵画を拝見し 私は世の中に渦巻く闇、人々の感情が渦巻く闇を感じそれでもどこかで「光がある」と信じ、 求めているような印象と目の前に見えている光が 欲望と絶望により幻と見えてしまう印象の2面性を感じました。 レコーディング直後の、そのままの音を聴きながら、 CDパッケージ全体のデザインをすすめました。 ★ジャケット 重ねることで、過去~現在までの希望と絶望の重さと深さを表現し その中でも光はあるという希望を感じさせるデザイン ★バックカバー 表紙の絵画を敢えてチラ見せすることで、 これはどんな物語(CD)なのか想像させるデザイン ★アナザージャケット 絵画の枠を取っ払うことで、闇の大きさ深さを表現しました。 光の前に立ちふさがる「欲望と絶望」に目の前に見える光が 幻と見えてしまうようなデザイン 藤岡亜弥子 Creat*res [クリーチャーズ] (デザイナー) ず~っと聴いていられるアルバム 有馬英之 (Recording Engineer) SATOSHI MISHIBA「欲望と絶望」聴く。 ピアノ。クラシック。 自分の部屋が一瞬で渋谷の「ライオン」や中野の「クラシック」のような 名曲喫茶空間になりますねぇ。 素敵。 大槻ケンヂ (特撮/筋肉少女帯) このアルバムをCDプレイヤーで再生したその瞬間 「あれっ、まちがってセレクタをFM放送にしちゃった?」と思ってしまった。 ヨーロッパの田舎の教会で録音したものを放送するような 通なクラシック番組なのか!とコンマ何秒かの間、勝手に空想してしまった。 故に音像がスバラシー!空気が聴こえるゾ! 内田雄一郎 (筋肉少女帯) 速からず、遅からず、熱からず、冷たからず、遠からず、近からず、 よく抑制の効いた音色。 特にテンポが私の呼吸にピッタリ合い、 音に委ねられるかんじがとてもよいものです。 エンドレス再生で、とくに睡眠時かけっぱなしにして目覚めるのが好みです。 又、録音の効果か、音源の定位が不思議と近くもなく遠くもなく、 家のどこかにピアノがあって生で弾いているような感覚も新鮮です。 ジャケットのゴールドと赤や、 タイトルからの先入観で激しいものを想像していたのですが、 スピーカーに面音する程緊張せず、かといって聴き流せない、 一音一音いいCDに出会えたと思っています。 平澤 滋 (工芸家) |